マッターホルンが最も美しく見えるシュバルツゼーで 



12月28日(水) 終日フリー滑走(2日目)

 今朝はホテルの玄関先から見上げても、マッターホルンの姿は全然見えなかった。連日の好天はとうとう終わってしまったかに思われた。しかし、今日は壮大な計画を立てていたので、天候に関わりなくそのまま実行することにした。
 まずバスでスネガエリアに登るアルペンメトロ(地下鉄)の駅へ行き、地下鉄の始発8:40でスネガへ登り、さらにロープウエーを2つ乗り継いでロートホルン(3103m) まで登り、一気に23のコースを15kmほど滑って、ガントという谷間の駅に下りた。
 そこから再びロープウエーに乗ってゴルナグラートの少し上にあるホーテリ(3286m) 登って、ゴルナグラート行きのゴンドラに乗り換えて、ゴルナグラートからまた一気に登山電車のレール沿いに滑って15kmほど下り、フーリまでやってきた。
 ここから改めてクラインマッターホルンのエリアへゴンドラを2つ乗り継いで登り、クラインマッターホルン(3820m) に着いた。


左の岩山クラインマッターホルンに一気にゴンドラで登る

 まだ昼には間があったので、その足でトンネルの途中のエレベータで展望台へ登ってみたが、曇っていてアルプスの峰々は見えなかった。
 次に氷河の中の「氷の洞門」にも入ってみた。何億年前の氷か分からない氷河をくりぬ いて、山岳救助などの展示がしてあった。

 そして今日の冒険のクライマックスはチェルビニアへの滑降だ。クラインマッターホルンより少し下がったところにあるイタリア国境のテオドール峠を越えて、マッターホルンの南壁に近いコースを滑って下りた。
 広くて大きなバーンが続き、気持ちよく滑れる。他のスキーヤーもみんな上手で、ぶつかる心配などない。リフト3基分、約15km下ったところでゴンドラ乗り場へ入り、スイス側へ戻ってきた。


ここからテオドール峠を越えてチェルビニアへ下る


 天候も午後になってよくなってきて、リフトが停まるような心配は全然なかった。


 
この日は午後になってすっかり晴れた

 国境からはまた2kmもある平坦な斜面を下りてきて昨日と同じところで昼食をとった。


中段の緩やかな斜面に暮色が迫る

 その後は滑りやすそうな全長2.6kmのTバーリフトに2回乗って、中程度の斜面 の滑りを楽しんだ。そしてフルグまで下りてゴンドラとロープウエーを乗り継いで帰った。今日も滑走距離40kmを超える大満足の一日だった。

 

 


  

    次のページへ    前のページへ     トップページへ    INDEXpageへ