12月27日(火) 終日フリー滑走(1日目)

 今日はツェルマットの3日目。終日フリー滑走のできる初日だ。昨夜計画を立てたとおり、まず一気にクラインマッターホルンまで登り、チェルビニアからのゴンドラの様子を見ると、イタリア側から登ってくる人がいたので安心して、イタリア側へ下ることにした。イタリア側の方が南側なので、雪も多いうえにコースもスケールが大きいからだ。
 登ってくるとき、東壁に雲が湧いて少し姿を隠したりして心配させていたマッターホルンも、すぐにすっかり晴れ渡った中にくっきりと稜線を際だたせて屹立していた。昨日に続く今日の快晴は、何とも幸運としか言いようがない。


 チェルビニアへのコースはすばらしかった。少し雪が降っていて、雪の量といい質といい最高だった。広くて大きなバーンがいくつも続くコースを、今日はオーバーウエアーを脱いで、レーシングスーツで、トレーニング風に滑る姿を辰子にビデオで撮ってもらった。マッターホルンをバックに滑る姿を映像に残したかったので、寒さに負けずに頑張った。時間がかかるので、今日は中間のゴンドラ乗り場まで下りて少し休憩した後、スイス側へ帰った。そしてトロッケナーステグで昼食をとった。



クラインマッターホルンへの始発のゴンドラに乗る



マッターホルンをバックに滑る(1)



マッターホルンをバックに滑る(2)



この大きなバーンを独り占めに滑る



この大きなスキー場でプロペラターンもしてみた



深雪を楽しめる場所がいくらでもある 動画あり
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 午後はこれも計画通り、全長2.6kmというTバーリフトで登って、マターホルンにもっとも近い20bというコースを滑ってみた。途中マッターホルン側にトラバースして深雪が滑れる所があったので挑戦した。そして見事にマッターホルンをバックに深雪を滑るという快挙を成し遂げた。

 

 

 

   マッターホルンをバックに深雪を滑る筆者 動画あり 

 マッターホルンの東壁の真下を滑り降りた後、昨日行けなかったシュバルツゼーに登った。マッターホルンの東壁と北壁の稜線が正面 になる台地で、マッターホルンが最も美しく見える場所だった。
 そこから林間の下山コースを下ったが、延々長くてしかも狭くて楽しいコースではなかった。しかし今日は大満足の一日であった。



  

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