7月30日(日)

 朝また5:30から30分ほどジョギングをして、ホテルのすぐ近くに運河の本流があることを発見。その運河の橋を渡って少し走り、折り返してホテルに帰り、辰子を誘って再び散歩に出て、悠久の歴史を象徴するような遠大な運河を興奮しながら眺めて、写 真を撮ったりした。
 


蘇州のホテル新城花園酒店をバックに




運河の本流は延々北京まで続く


 バイキングの朝食を済ませ、バスで蘇州新城花園酒店を出発して、周庄へ向かう。周庄の観光コースは開発されたばかりで、日本人向けの観光地図にはまだ載っていない。人口もわずか2,000人ほどの町で、蘇州からバスで1時間半くらいの所にあった。


周庄への道路も整然としていて果てしなく真っ直ぐだ

 このあたりの江蘇省という地域は、長江のそばなので「江」の文字を使い、緑が多いので「くさかんむり」を、魚がよく獲れるので「魚」を、禾(稲)もよくできるところから「禾」を置いて「蘇」の字を作り、江蘇省と名付けられたという。
 周庄では3つの名所を見学した。
 まず双橋(ふたばし)に行った。細い運河を挟む古い街並みがなんとも美しい風情を保っていた。その運河に直角に連なって架けられている2つの橋を双橋という。


狭い運河に舟が犇めき異国の情緒を感じる




双橋に座って記念写真を撮った



 その橋よりも、狭い運河に犇めくように浮かんでいる運河下りの舟が、いい風景を作っていた。まさに水郷といった感じだ。
 少し雑踏の中を歩いて、沈庁というところに入った。沈万三(ちんまんぞう)という人が、大金持ちになって建てた大邸宅で、部屋数が100以上もあるという。その古風な瓦屋根や龍の形をした塀がすばらしかった。


手に有り余る金を持った沈万三氏像




入り組んで建つ沈庁の大邸宅

 また狭い路地を通って迷楼というところへも行った。文字通り入り組んで迷路のような建物だった。



 

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