世界旅日記 16
ツアー編 その10

中 国
無錫・蘇州・周庄・上海
 4日間
2000.7.28〜7.31





小 松  徹






             まえがき

 中国には北京・西安・敦煌という北と西に行き、その次に香港や広州・桂林という南の地方にも行っていたので、その中間の上海に一度行ってみたいと思っていた。ところが上海だけでなく、かつてから耳にしてきた蘇州や無錫旅情という歌で有名になった無錫と、最近観光地として売り出したばかりという周庄も含まれているツアーがあったので、もってこいのコースだと思い、参加することにした。
 そこには、江南といわれる田園地帯の果てしない広がりと、農村らしくない立派な家並みと、張り巡らされた運河に浮かぶ舟が、弥が上にも異国情緒を醸し出していた。
 狭い路地に露店が並ぶ古い家並みと、見上げても遙かな高層ビルが隣接している中国の姿にとまどいながらも、感動し続けた4日間であった。その中の印象的な風景とともに、井蛙のたわごとの一端を紹介したい。
 







表紙の写真 : 上海の豫園の中にある湖心亭茶室

 



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