インドでは資源は何でも産出するが、石油だけは輸入に頼るしかない。したがってガソリンの値上がりは直接物価に響くという。現在1P90円だと言うから、日本とあまり変わらない。
 トラックやバスは、州が変わると税金を取られるというのも驚いた。今回のデリー・ジャイプール・アグラのトライアングル(三角形コース)を回るのに10,000円はかかるという。
 長いバスの旅がやっと終わって、ジャイプールの町に着く。

やっとジャイプールの町に着く 

 まず最初は、アンベール城の見学からだった。バスを降りると、けたたましいばかりの物売りや象使いたちの叫び声がして、緊張した。
我々をお金儲けの対象として、必死でものにしようとする迫力に圧倒される。


ンベール城の登り口で野良牛だけはのんびりとしていた

 アンベール城へは象に乗って坂道を登っていった。象が歩くたびに大きく揺れて、振り落とされそうになってとても怖く、敦煌でらくだに乗ったときも、その背中があまりにも高くて、怖かったのを思い出しながら、しばらく我慢した。


アンベール城への坂道を象に乗って登る

 アンベール城までの坂道はかなり長かった。


アンベール城まで結構長い坂道が続く


やがてお城が見えてきて胸がときめく

 アンベール城は山城で、どちらかというと質実剛健な戦闘用のお城と言える。そのがっちりとした構えには、底知れぬ 力を感じる。
 城内には公衆謁見の間や、ヒンドゥー教の寺院や、鏡をちりばめた煌めくばかりの鏡の間などイスラム様式の影響の濃い建物が数多くある。




象に乗って城内に入る


カーリー寺院の入口


美しいカネーシュ門


 


 

 

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