歓喜の間の内装は見事だ


鏡の間の中はまるでプラネタリウムのように輝いていた

 例によってガイドのジョークがおもしろい。
アンベール城に象に乗って行ったので、「象に乗って楽しかったですか?私の考えでは象さんよりラクダさんに乗った方が楽だったのではないでしょうか。」と言って笑わせる。もちろんインドの人が言うからおもしろいのだが。
 ガイドの名前はチャダさん。「私の名前は覚えやすいですよ。お茶のチャと山田のダです。」と言ったのでみんなが笑い、さらに、「甘いものが好きな人は、インドのお菓子は美味しいですが、甘いものが好きでない人は、インドのお菓子はおかしいと言う。」と言って笑わせた。


飾り門の前の辰子

 アンベール城からの帰りはジープで別の道をあっという間に下り、バスに乗る。そしてジャイプールの町へ向かう。
 途中湖の中にジャル・マハルという美しい宮殿が見えた。今は廃墟になっているらしいけれど、背景に静かな山なみを従え、湖に浮かぶ姿は美しい。

 やがてジャイプールの町に入ると騒々しくなった。ジャイプールは人口160万人。インドで4番目の都市。1番がボンベイ、2番がカルカッタ、3番がデリーということ。


ジャル・マハルという宮殿

ジャイプールはピンク色の砂岩で建物が築かれているので、ピンクシティーと言われている。
 次の見学はシティー・パレスという博物館だった。特に織物や武器や絵画が多かった。


シティー・パレスに入る

 特別謁見の間の入口にある巨大な銀の壺は、マハーラジャがイギリスへ旅行した際に、ガンジス川の水を入れて運んだものだという。世界一大きな銀製品だということだ。


巨大な銀の壺は二つあった


今でもマハーラジャが暮らすシティー・パレス

 今夜泊まるのははラジブタナ・パレス・シェラトンというすばらしいホテルで、プールがあったので、暑さしのぎに入ってはみたが、水が汚くて、泳ぐ気はしなかった。
 夕食はインド料理のバイキングで、生ものだけは敬遠して、あとはたっぷりいただいた。


 


 

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