12月26日(木)

 昨夜は10時頃には眠ったので、今朝は爽快に目が覚めた。早速モンタッスル号のデッキに昇って、朝日を浴びながら周りの風景を眺めた。
 ナイル川の東岸は比較的緑が多く、棗椰子の木が目立つ。一方、西岸は崩れた崖で、砂漠に続いている。エジプトでは東岸は生者の国、西岸は死者の国だというが、そういうとはっきり眺めが違う気がする。


ナイルの東岸は緑の上に太陽が昇る

 朝食はバイキングで済ませて、8:00にいよいよ観光が始まった。
 まず初めは、アスワンから46km下った所にあるコム・オンボ神殿の観光だった。船を下りて、歩いて神殿まで行く。観光地なので、道ばたに結構土産物売りが多い。


ナイルの西岸は砂漠が広がる


別のクルージングの船と行き交う

 コム・オンボ神殿は、入口や至聖所が2つずつあり、2つのグループの神を祀ってあるという。この神殿の圧巻はその石柱の太さと多さだ。込み入って建っているのでとても重量 感・充実感があった。


コム・オンボ神殿の特徴はこの太い列柱だ

 神殿の中のレリーフの一部に古代エジプトのカレンダーが彫られていて、非常に貴重なものだと説明を受けた。


神殿のレリーフにあるエジプトのカレンダー


 傍らの安置所にワニのミイラがあった。コム・オンボ神殿の神の象徴として祀られている。2つのケースに2頭ずつ、黒いけれど形はしっかりしていた。行列を作って待って、通 り過ぎながら見た。


黒いけれどしっかりしているワニのミイラ

 神殿の見学が終わって船に帰り、時間があるのでこの日記を書いている。風は爽やかというか、少し肌寒いが、裸で日光浴をしている白人の人もいて、リゾートの雰囲気だ。
 


離れていく船から見る神殿は太陽を浴びて神々しかった


 ナイル川万歳!




 

 

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