ゆったり楽しむ
ツェルマット 10日間 
2000.12.22〜2001.1.1

12月22日(金) 夜行バスで新宿へ

 22日(金)は、私は2学期の終業式で5時前に帰宅。辰子は昼間の教室を終えた後、雑用を済ませ、今年最後の掃除・片づけをしていた。
 夜私が持ち物の最終チェックと荷造りをしている間に辰子は夜の教室を少し早めに終えて9時に帰り、身繕いをしていよいよ出発となる。
 タクシーで津山駅前のバスステーションまで行き、新宿行のルミナス1号で10:10に出発。順調に走って新宿へは予定より少し早く6:46に着いた。



12月23日(土) 新宿〜成田空港〜チューリッヒ空港〜ジュネーブ空港〜ジュネーブ

 夜行バスが新宿へ予定より14分ほど早く着いてくれたので、7:07の成田空港行のエクスプレス5号に余裕をもって乗ることができた。成田空港にも集合時間の8:50より早く着いたが、年末の渡航ラッシュが始まっていて、混雑が激しく、早速長い列に加わって搭乗手続きをする。スキーを2人分入れたスキーケースは、あらかじめ空港宅配で送っておいたので、それを受け取り、日本航空(JL)451便に乗る。
 快晴の空はまばゆいばかりで、冬を忘れさせる穏やかな日となった。成田を飛び立ったJL451機は、北上してアルプスを横切り、新潟上空を通 過して日本海へ出た。雪をいただく北アルプスと、そのあと海に出るあたりで鳥海山と月山が白く雪をかぶって空に浮かんでいるのが美しかった。



雪をいただく北アルプスの山々

 これから本場のアルプスに出かけるにあたって、日本アルプスを見ることができたのも幸いだった。

 佐渡島上空を過ぎ、やがてハバロフスクを過ぎるとシベリア上空となる。10年余り前、初めてヨーロッパに行ったとき、それから5年ほど前、子供達とフィンランドへ行ったときにこのシベリア上空を飛んで感動したが、今回は初めて昼間に飛ぶので、地上の風景がよく見えた。
 特に印象的だったのは、凍てついた広大な無人の大地シベリアの厳しさだった。蛇行する川は信じられないほどくねって三日月湖を残し、すべて凍りついている。行けども行けども続く白い大地に、地球上の光景とは思えない空疎な厳しさがあった。


激しく蛇行する川は完全に凍っている

 午後の時間帯を夕方に向かって飛び、夕方の風景が続いていたと思うのに、そのまま昼に戻って、昼間のチューリッヒ空港へ15:30に着いた。時差8時間。つまり8時間遅れた時刻ということになる。
 チューリヒ空港ではトランジット(乗り換え)を間違えて空港から出てしまったので、もういちど改札を入り直してジュネーブ行のスイス航空の932便に搭乗する。
 チューリッヒからジュネーブまではわずか30分余りで着いた。夜になっていたので、初めてヨーロッパに来たときのジュネーブの感動的な雰囲気はなかった。現地のガイドの案内でペンタホテルへ到着。
 夕食は各自でとることになっていたので、このホテルのレストランに入ったものの、困ってしまった。例によってメニューが全く読めないので、どんな料理か分からないまま、とりあえず値段の手頃なディナーを注文したら、美味しいスープと魚料理だったのでまずまず満足した。
 それからは時差の所為で眠くてたまらないのでとりあえず寝てしまった。
 ところがこちらの時間の夜中の1時に目が覚めて眠れなくなった。計算してみると、本格的に仕事を始めている日本時間の朝9時にあたる。起き出すわけにいかず、眠れないまま朝まで待つことになる。
 

 


    

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