朝、準備を済ませて部屋から出てみると、雨足がザーザーとホテルのアーケードに響いていた。これは大変な日になったと不安がよぎった。しかし、6:40ごろ朝食に行くころには止んでいた。そして、バスで出発する頃には虹が出たあと晴れてきた。感謝しながら、パムッカレのヒエラポリスという遺跡と同じ場所にある石灰棚を観光した。ヒエラポリスは比較的新しい遺跡で、保存状態もよい。温泉や石灰棚と共存し、高台にあって立地条件は最高の場所だ。石灰棚では靴を脱いで、温泉の溜まった白い石灰の棚で足湯を楽しんだ。
4月2日(土)
パムッカレ〜エフェソス〜クシャダス                                         

 


次のページへ

前のページへ     TOPpageへ     INDEXpageへ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パムッカレの朝、虹とともに晴れてきた(拡大)

正面のキリストの誕生の彫刻(拡大)

 

 

 街に下りると、ガウディーゆかりのカサ・パトリョやカサ・ミラを車窓から見て、そのあとかの有名なサグラダ・ファミりアを見学した。奇妙な形をした建物だと思っていたが、ガウディーが建て続けて、彼が亡くなった後も連綿と建設が続けられている、「聖家族」という教会だと知って、急に親しみがわいた。

ヒエラポリスの遺跡の円形劇場はスケールが大きい(拡大)
 パムッカレから200kmほど走る。道中は杏子の木やオリーブ、無花果の畑が続いていた。やがてエフェソス(エフェス)に着く。エフェソスはギリシア時代小アジアの最大の都市国家として栄えた。豪華なクレティア通り、壮麗なケルスス図書館、広大な大劇場などは遺跡としては最大規模のものだった。  今夜の宿泊はエフェソスから20kmほどのクシャダスという町のアダクレというホテルだった。
緑の中のヒエラポリスの遺跡は今でも使えそうだ(拡大)
エフェソスのクレティアどおりは3000年以上も前にもこのように人が歩いていたのだろう(拡大)
石灰棚の温泉に入って足湯を楽しむ(拡大)
ケルスス図書館の遺跡は修復されたとはいえ雄大だ(拡大)
パムッカレの石灰棚に朝日が映えてすばらしい景観だ(拡大)
山の斜面を利用して造られている大劇場(拡大)