予報では雨の心配があったのに、曇り空が晴れてきた。今回、天候には本当に恵まれている。アンタルヤからパムッカレまでは300kmもある。農地には温室が連なり、原野には赤松がびっしり詰まった森を連ねている。松といえども杉か檜のようにまっすぐな幹だ。そんな風景の中を何時間も走る。小さな町や村も抜ける。赤い屋根と白い壁の家が集まり、そこには必ずモスクがある。灰色のようなドームとひときは高いミナレットが目立つ。同じような規模の農村の集落なのに、日本の村とは比較にならないほど綺麗なのは色がそろっているからだろう。
4月1日(金)
アンタルヤ〜パムッカレ                                         

 


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アンタルヤのホテルICエアポートを後にする(拡大)

正面のキリストの誕生の彫刻(拡大)

 

 

 街に下りると、ガウディーゆかりのカサ・パトリョやカサ・ミラを車窓から見て、そのあとかの有名なサグラダ・ファミりアを見学した。奇妙な形をした建物だと思っていたが、ガウディーが建て続けて、彼が亡くなった後も連綿と建設が続けられている、「聖家族」という教会だと知って、急に親しみがわいた。

途中の車窓から見たアスペンドスの遺跡もみごとだった(拡大)
 やがてパムッカレが近づき、白い石灰岩がむき出しの山肌が見えてきた。その白い風景は予想を遙かに超えていた。期待が高まる中、パムッカレの温泉宿に着く。夕食のあと赤茶けた色の温泉に入り、底に溜まった泥を身体に塗ったりして楽しんだ。そして休む暇もなく、ホテルの地階のラウンジへベリーダンスを見に行った。アラベスクな音楽と腰を振る美女は、イスラムの世界とは思えない。数人の人と一緒に自分もステージに引っ張り出されて踊らされたが、仲間の笑いと拍手を受けた。
広場に子供たちが集まって体操?をしていた(拡大)
鉄分が含まれているため赤い色の温泉だ(拡大)
屋外にも石灰棚の形の大きな温泉がある(拡大)
車窓から石灰岩の山が見えてきた(拡大)
ベリーダンスの腰の振りには圧倒される(拡大)