熱気球ツアーを終えてゆっくり朝食をとり、別のオプショナルツアーの終了を待って合流し、バスで次の観光地コンヤに向かう。  また200km以上のドライブだ。車窓をよぎる原野や街並みも見飽きることはない。どこの街にもその大小にかかわらず必ずモスクがある。円いドームとミナレットという尖塔が周りと違った光景なので、特別に目立つ。なんでも市の管轄で建設されるので、村や町の大小には影響されずに、立派なモスクが建っているのだという。                                         

 

 トルコはもともとイスラムの国だが、今ではイスラム教の信者は30%程度だという。1日5回の礼拝はしないし、酒も飲む。ブタも時には食べるし、スカーフを巻かない人が多い。生活もだんだんとヨーロッパに近づいているという。バスはコンヤ平地を走り抜け、街に入る。今はメヴラーナ博物館となっているイスラム神秘主義教団の創始者メヴラーナの霊廟に立ち寄る。施舞(セマー)というひたすら回転を続ける祈りで、アッラーの神に近づくというお祈りの方法を生み出したという。おりから、アザーン(イスラムのお祈りの時間が来たことを知らせる歌?声)が響き渡り、神秘的な感じに包まれた。

 


次のページへ

前のページへ     TOPpageへ     INDEXpageへ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熱気球でも遠くに見えていたエルジェス山が近くに見えてきた(拡大)

正面のキリストの誕生の彫刻(拡大)

 

 

 街に下りると、ガウディーゆかりのカサ・パトリョやカサ・ミラを車窓から見て、そのあとかの有名なサグラダ・ファミりアを見学した。奇妙な形をした建物だと思っていたが、ガウディーが建て続けて、彼が亡くなった後も連綿と建設が続けられている、「聖家族」という教会だと知って、急に親しみがわいた。

なるほどコンヤ平地と言われるだけあって平野が広がっている(拡大)
キャラバンサライという昔キャラバン隊が宿泊していたという建物(拡大)
メヴラーナ博物館には厳粛な雰囲気があった(拡大)
ホテルの玄関に施舞の人形が回っていた(拡大)
コンヤのホテル・リクソスが見えてきた(拡大)