カッパドキアはエルジェス山の噴火でできた凝灰岩や溶岩層が風雨によって浸食されて、硬い岩が浸食を遅らせたために残った部分の奇形が世にも不思議な形を生んでいる。それがどこにでもできそうなのに、ここカッパドキアにしかないということに意味がある。それにその範囲が広いことも驚かれる。ただこの奇観が珍しいだけではアメリカのグランドキャニオンやモニュメントバレーに劣るかもしれない。カッパドキアは奇観だけでは無いのだ。抑圧から逃れたキリスト教の修道士たちが洞窟を掘って隠れ住み、見事な教会や修道院として利用した遺跡に価値があるのだ。

 

ボアズカレのハットゥシャシュとヤズルカヤを見て、また240kmも走って期待の大きかったカッパドキアに着いた。バスの窓から見える奇観に興奮した。写真では見ていたが、やはり近くで実物を見るのは迫力が違う。今日のところは序の口ということで、三姉妹の岩と、ウチヒサル城などを見て、明日の楽しみとした。


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三姉妹の岩は最高の傑作と言えるだろう(拡大)
トルコは緑の大地だ(拡大)

正面のキリストの誕生の彫刻(拡大)

 

 

このような奇岩は気の遠くなるような年月を掛けて刻まれたのだ(拡大)

 街に下りると、ガウディーゆかりのカサ・パトリョやカサ・ミラを車窓から見て、そのあとかの有名なサグラダ・ファミりアを見学した。奇妙な形をした建物だと思っていたが、ガウディーが建て続けて、彼が亡くなった後も連綿と建設が続けられている、「聖家族」という教会だと知って、急に親しみがわいた。