サフランボルという街はかつて香料のサフランの花が群生していたから名づけられたという古い街だ。

 まるで18世紀のヨーロッパへタイムスリップしたような眺めは圧巻だ。ほとんど木造の民家で、200年もの間変わらぬ形を残している。赤い屋根と白い壁に統一された街並みはチェコのチェスキークロムロフを思い起こさせる美しさだ。丁度正午になりイスラムの国ならではのアザーンが響き渡って、異国情緒をかきたてられた。

 

 ドバイから一気にアンカラまでという強行軍だったので、ホテルに着いたらほっとした。しかもこのホテルには2連泊するので、やっと落ち着いて観光ができそうだ。

 一夜明けると抜けるような青空で、最初のサフランボルという街の観光が楽しみだ。 


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トルコのハイウエイもすばらしい(拡大)
スルメリアンカラというアンカラのホテルには2連泊する(拡大)

正面のキリストの誕生の彫刻(拡大)

 

 

赤い屋根と白い壁のコントラストが美しいサフランボルの街(拡大)

建物が世界遺産として登録されているために修復が大変らしい(拡大)

街から街への移動はのどかな農村地帯を走る(拡大)

 街に下りると、ガウディーゆかりのカサ・パトリョやカサ・ミラを車窓から見て、そのあとかの有名なサグラダ・ファミりアを見学した。奇妙な形をした建物だと思っていたが、ガウディーが建て続けて、彼が亡くなった後も連綿と建設が続けられている、「聖家族」という教会だと知って、急に親しみがわいた。

3月27日(日)

アンカラ〜サフランボル〜アンカラ
 トルコは自給自足の国だそうだ。そういえばバスで走る道路沿いはずっと農地で、色々な作物や果樹が植えられている。食料の輸入はしていないと言うのも頷ける。トルコの産業は一に農業、二に工業、三が観光業だということで、観光に力がはいいているわけだが、特に日本人観光客が8割を占めるということで、どこの観光地でも、日本人グループに出会う。