サフランボルという街はかつて香料のサフランの花が群生していたから名づけられたという古い街だ。
まるで18世紀のヨーロッパへタイムスリップしたような眺めは圧巻だ。ほとんど木造の民家で、200年もの間変わらぬ形を残している。赤い屋根と白い壁に統一された街並みはチェコのチェスキークロムロフを思い起こさせる美しさだ。丁度正午になりイスラムの国ならではのアザーンが響き渡って、異国情緒をかきたてられた。
一夜明けると抜けるような青空で、最初のサフランボルという街の観光が楽しみだ。
街に下りると、ガウディーゆかりのカサ・パトリョやカサ・ミラを車窓から見て、そのあとかの有名なサグラダ・ファミりアを見学した。奇妙な形をした建物だと思っていたが、ガウディーが建て続けて、彼が亡くなった後も連綿と建設が続けられている、「聖家族」という教会だと知って、急に親しみがわいた。
3月27日(日)