部屋に荷物を置いて、カテドラルの見学に出る。カテドラルの奥深く祀られている、この町の発展の元になった、聖ヤコブのお墓も見せてもらった。それから、カテドラルの前のスペイン広場を歩き回って、カテドラルの荘厳な姿に感嘆し続けた。
そして例によってシェスタを取る。6:30から9:30まで3人ともぐっすり眠った。さて、そのあと街へ出て、夕食はシーフードのレストランで。ヌードルスープ、シーフードスープ、ガリシァンスタイルのシーフードを食べ満腹になると、その帰り、今日の最高の幸運と出会うことになる。
カテドラルの前のスペイン広場まで帰ってくると、広場を埋め尽くす人々の、歓喜と期待に満ちたざわめきの中に引き込まれてしまった。図らずも、サンチャゴ祭というお祭りが今にも始まろうとしていたのだ。およそ1時間ぐらいは身動きもできずにその群衆の中に立っていた。
やがてお祭りが始まった。イルミネーションと音楽、打ち上げ花火と、大規模な仕掛け花火、金銀の風船、音楽隊の演奏、それに人々の熱狂した叫び声が渦巻くこの祭りは、私たちが度肝を抜かれて余りあるものだった。
ビデオも写真も撮った。言葉で書き表せない分、映像で見るしかない。
修道院に泊まり、カテドラルを見て、サンチャゴ祭に酔えるなんて、こんな幸運はなかろう。今日も感謝して眠る。