それから、セーヌ川のほとりを走り、コンコルド広場を抜けて、シャンゼリゼ通りのドゴール広場にある凱旋門に行った。シャンゼリゼ通りの街並みの華麗さが目を引いた。

 
シャンゼリゼ通りから見た街並み


 凱旋門の周りをバスで回りながら、じっくりと眺め、その巨大さと、彫刻の見事さに感嘆しながら、次のエッフェル塔に向かう。



凱旋門の正面上部(拡大)


 塔が一番きれいに見えるトロカデロ広場でバスを降りる。ここから噴水越しに眺めるエッフェル塔ほど端正なものはこの世にはないだ ろう。


凱旋門の正面下部


 この日は塔には登らなかったが、その重厚な、そして尖鋭な塔をバックに写真を撮った。


エッフェル塔をバックに(拡大)


 昼食はオペラ座の近くのレストランでの中華料理だった。久しぶりにご飯も出たので懐かしかったが、長くて大粒のカリフォルニア米のご飯で、美味しさが少し期待はずれだった。
 午後はヴェルサイユ宮殿の見学に向かう。パリを離れて、バスで約40分、高速道路を走る。よく整備された道路を立派な車が走る。 BMW 、アウディ、ポルシェなど。

 ヴェルサイユ宮殿のスケールの大きさには驚いた。そして、中に入ると 、際限なく続く壁画や装飾に圧倒されっぱなしで、ビデオカメラを回しながら、目も回りそうだった。

 
ヴェルサイユ宮殿の庭園で(拡大)


 ルイ14世、15世、16世、マリーアントワネットなどの生涯が装飾画にも描かれていて、その栄華と滅亡のドラマを垣間見る思いだった。外周の庭園も素晴らしく、幾何学的な花壇が延々と広がり、南の庭園、北の庭園ともにその美しさと規模の大きさには感嘆の声をあげずにはいられなかった。


マリーアントワネットと子供たちの肖像(拡大)



ヴェルサイユ宮殿の鏡の間(拡大)


 パリに帰ってきたら、免税店に寄ったが、あまり買いたいものはないので、店を出て自由行動にさせてもらった。フランス革命200年祭のTシャツや小物の土産を買って、辰子がパリに来た記念に美容院に行きたいというので、オペラ座の近くの美容院に寄って、通じない言葉で何とか予約を取り付けておいて、スーパーに寄ってワインや水を買って、途中のカフェテラスでビールを飲んで、散歩がてらホテルに向かった。

 
セーヌ川(ルーブル美術館の近く)(拡大)


 ルーブル美術館のそばを通り、ルクサンブル公園を通り抜け、7:00までを目標に歩いたが、ホテルのプルマンサンジャックは結構遠くて、辰子がハイヒールで歩きにくかったこともあって、7:00を少し過ぎてしまった。
 夕日に映えるパリの街が、ホテルの部屋からきれいに見えた。いろいろきつかったけれど、心を洗われるような素晴らしいものを沢山見た。一応見学は今日で終わり、明日とあさっては自由行動となる。二人は割合心を合わせて、ここまで楽しい旅行を続けてきた。きっと今まで以上によい夫婦になるだろう。


 

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