モスクのドームの内側は比べるものがないほど見事だ
身を清める広場の前に時計がある。先日訪れたルクソール神殿の、向かって右側のオベリスクをフランスにプレゼントし、代わりにもらった時計だという。モスクの塔の一部に組み込まれている。同時に貰ったというシャンデリアとランプも、モスクの中で燦然と輝いていた。
オベリスクのお礼にフィリップ3世から貰った時計
モスクの中でガイドのナナさんが教えてくれた、「イスラムの誓い」が印象に残った。
@アラーの神(人には見ることができないのでどこにも姿を描いてない)を信じること。
A1日に5回礼拝をすること。
B断食(9月 ラマダーン)をすること。日の出から日没まで何も食べない。これは、貧しくて食べることのできない人の苦しみを知るため。
C喜捨をすること。貧しい人に恵みを与えること。お金は神様が与えてくれたものだから、貧しい人に分け与えなければならない。
D巡礼をすること。一生のうちに1回だけ、聖地メッカにお参りし、一日に聖地を7回巡る。1週間はかかるので、お金がないとできない。
逆光で撮ったムハンマド・アリモスクの全景
また、その他にもイスラムの掟がある。
・女性は夫一人のものだから、全身を隠して人に肌を見せない。
・結婚は処女でないとできない。
・理由があれば4人まで妻を持つことができる。女性を助けるために。
・お酒は飲まない。
・豚は食べない。
中国と違ってエジプトには多くの子供がいる
次に行ったのは、街の中のバザールだった。客引きはすごいし、治安も悪いので、集団で見て歩くのが精一杯。それでも小さなモスクでのお祈りの様子を見たり、焼き芋を買って食べたりして、コーランの響くカイロの街の雰囲気に浸った。
バザールの通りは混雑していた
コーランの響く通りで焼き芋を買って食べた
エジプトの商人たちがよく使う日本語がおもしろかった。例えば、オハヨゴザイマス、コンニチハ、サラバジャ、ヤクザ、ヤマモトヤマ、チョトマッテ、ボチボチ、モウカリマッカなど。
昼食はナイル川のクルーズ船のレストランでのバイキング料理だった。好きな肉のシシカバブをしっかりいただいた。