12月24日(金) 晴れ
朝散歩に出たら、朝日が照って何より嬉しかった。昨日は雨が降って寒かったので、今日は晴れてくれることを願っていたからだ。
辰子は今日が正念場のプール実習と浅い海での実習がある。プールの水がとても冷たかったのでかわいそうな気がする。
ホワイトボードに予定が書かれている
私の今日の1回目のダイブは、マクタン島の MARINE-STATION
というポイントだった。太陽の光が射し込んでいるので、昨日の雨模様の暗さに比べて、ずいぶんよく見えた。ゴンズイの群やハナダイやミノカサゴなどかわいい魚が多く見えた。身体も大分馴れてきて、ゆっくり吸ってゆっくり吐く。水平になって大きくビートを使う。
ミノカサゴはとても綺麗だが怖い毒を持つ
ハナダイもいた
ダイビングの今日の目標は達成できたが、マスクのベルトが緩くて水が入り、マスククリアーの連続で、それでも水が入るので、マスクを顔に押しつけていたら、瞼が腫れてきて困った。
午前中の潜水を終えて、バンカーボートのキャビンの前に腰を下ろし、潮風を切って、太陽の光を浴びながら海上を走るのは、とても気持ちがよかった。
辰子のプール実習がどうなったかちょっと気になる。プールでのマスククリアーなどがうまくいっていれば、あとはなんとかなるのだが・・・と思いながら帰りの突堤を歩く。
ところがプールではまだまだ厳しい特訓が続いていた。仕方なくまた一人昼食をとる。レストランでは重低音の心地よいポップスが流れる中、遙か彼方の水平線を眺めながらすするスープは最高だった。周りはずいぶん静かだし、観光開発が行き過ぎていないのが何よりだ。
南国の花は鮮やかだ
午後の2本目のダイブはとても楽になった。私のマスクのベルトを締めようと思って器具を点検していたら、すでにインストラクターが調整してくれていた。細かい心配りがありがたい。おかげで午後のダイブでは、マスククリアーはほとんど必要なくなった。ここのポイントでも小さな魚から、中くらいのアジの仲間くらいまでの魚が無数に見えた。サンゴも結構多く、その傍で暮らす小さな魚がかわいかった。少し余裕ができたので、暗くて深い深海の方の大きめの魚を探したり、上を見上げて、逆光線の中で乱舞する魚の群を見て感激したりした。3分間の安全停止の間も、水深5m
という浅い海の様子をじっくり眺めた。中性浮力の維持も安定してきたので、砂の多い平らな場所で、膝をついて停止したままで待ったりもした。インストラクターの
Mango の合図でゆっくり浮上し、乗船する。体調もよく、気分も爽快で、昨日の1本目の苦しさが嘘みたいだ。
アカヒメジの群
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