前回のグアムでは耳抜きがうまくいかず、少し耳を傷めたこともあって不安だったが、今回は早め早めにやることにしたらうまくいった。雨模様の空なので、太陽の光が届かず海中は少し暗かったが、魚たちはたくさん見えた。名前は分からないけれど、青や赤や黄色や、細いのや鯛のように広いのや、チョウチョウオやサヨリ、クマノミなど数え切れない多くの魚を見た。


ダイバーのイメージ VTRより

 



イソギンチャクに隠れるクマノミ


 セブ・マクタン島のダイブポイントは、100m くらい落ち込んでいる崖の側面 の水深20m あたりをトラバースしていくわけだが、下を見ると青や赤の魚の群、上を見ると結構大きな魚がスーと通 り過ぎていくのが見えて、感激だった。



青い小さな魚の群




見慣れた魚も見える



 40分が瞬く間に過ぎた。浮上する準備に入ったとき、私の残圧計は40ほどになっていた。 Roy がオクトパス(予備のホース)をくわえさせてくれた。緊張して酸素をたくさん吸いすぎたのだろうか。
 水深5 m のあたりまで浮上して3分間の安全停止をする間、 Roy のオクトパスを吸っていた。レギュレーターに戻すように指示されてくわえ直し、海面 まで浮上した。いつものことながら、ちょとホッとすると同時に、水面の荒れている波や風に、現実に引き戻されていやになる。
 順番に船に上がってボンベを降ろし、身軽になる。水の中では重さは感じないが、船に上がる時は装備がとても重く感じるのだ。
 風が強いので帰りはケビンに入って、風を避けた。若者ばかりの中に混じって、雑談をしながら突堤まで帰り、ウエットスーツを着たままで部屋まで歩いた。
 この時間も学科の講習を受けている辰子が、部屋の鍵を持っているので、部屋には入れず、レストランに先に行った。昼食は辰子と一緒に食べたかったが、午後の2本目のダイブの集合が12:30で時間がなく、ランチを注文して食べていたら、辰子もやってきた。しかし、急いでボートに乗るべく突堤を走らなければならなかった。
 再び今日2度目のダイブに挑む。朝潜ったKONTIKI に近いポイントだった。午前中、久しぶりのダイビングだったのに何とかクリアーできたので、少し余裕ができて、2度目は潜水もスムースにいき、呼吸も大きく深くゆっくりとするように心がけて、安定した潜水を目指した。見えたサンゴや魚たちは午前中とあまり変わらなかったが、ずいぶん落ち着いたダイブができた。


横ゆれのないバンカーボートでポイントへ行く

 

 

 ボートに上がって、今日のダイブが無事終わったと思ってホッとした。
 雨の中をボートが走る。突堤に着くと急いで部屋に帰り、シャワーを浴びて着替えると、再びショップに出かけ、明日のダイブの予約をする。
 辰子も学科のテストを好成績でクリアーしたということで、安心した。

 


 

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