船内はハワイアンダンスショーで盛り上がった

 



そして太陽は太平洋へ沈んでいった 



3月23日(木) 晴れ

 7:00に部屋に電話が入り、ハワイ島観光の送迎バスがホテルまで来ていた。バスに乗って空港に行き、8:20発のALOHA航空の中型機でハワイ島へ向かう。太平洋に飛び立った飛行機は、安定した飛行を続けて、45分ほどでハワイ島のHILO空港に着く。



可愛いALOHA航空機に乗ってハワイ島へ


 途中太平洋ばかり見えていた視界に、マウナケア山とアウナロア山が空にくっきりとシルエットを描いているのが入ってきたとき、ハワイを島とばかり思いこんでいたイメージを一新させられた。なんとこれらの山は、世界で1・2を競う大きな山なのだ。もちろん富士山より高い。これにはびっくりした。
 HILO空港から出ると早速現地の観光用マイクロバスに乗り、島巡りに出発。昔、ヒロ新町と呼ばれ、多くの日本人が暮らしていた街で、1940年代の大津波で壊滅した街のあたりを通 り、黒い砂の浜辺に降り立ってみたりした。火山灰の黒い砂で砂浜は真っ黒だ。この浜辺から津波が押し寄せ1,300戸が流され、100人以上が死んだという。今では7km にも及ぶ防波堤が津波を遮るために、延々と海中に延びていた。


ハワイ島巡りのマイクロバスは手頃だった


 そこから少し山に登り、レインボーホールという滝を見た。太陽光線を浴びて、いつでも虹が見えるのだ。滝としては中程度だが、その虹の色が見る者を楽しませてくれる。



レインボーホールにはその名の通り虹が架かっている


 そういえば、ハワイではいつでも空に虹が見える。スコール(驟雨)がしばしばやってくるので、そこにはいつも虹が見えている。貿易風が吹いて山に当たり、スコールを発生させる。そこに太陽が照りつけて、美しい虹ができる。そして心も大地も洗われて新鮮になるのだという。



赤塚農園で無数の蘭の花も見た


 このあと、今日のハイライトであるキラウエア火山へと向かう。どんどん山を登って行くと、かなたにずっと前から見えていたマウナロア山が美しくなだらかな稜線を引いて空を隔てている。その壮大な稜線をバックにして、キラウエア火山の噴火口がぽっかりと大きな円い口を開けていた。

 


 

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