太平洋に沈むまさにサンセットがすばらしかった。ニューヨークのマンハッタンクルーズで味をしめた二人は、ナイル川クルーズもした。神戸のルミナス号にも乗った。船は楽しい。
 ディナーショーはMr.レディーショーで、はっきり男と分かるのに女らしくて仕草もうまく、みんなで笑い転げた。


好みではないが面白かったMr.レディーショー

 満足してホテルに帰って、眠りに就こうとしたが、不安があって眠れない。それは翌日のボートダイビングのことだった。ボートで沖に出て、2回のダイビングを体験する予約を3人でしていて、辰子はキャンセルせざるを得なかったが、康二と私は挑戦することにしていた。しかし、今日ライセンスはもらったものの、右の耳抜きが少し困難で、痛みがあるので、ボートダイビングで水深20mも潜ると、耳が痛くなるのではないかと心配だった。
康二に言うと、厳しいことは言わずに、「それじゃインストラクターに相談してみる。」と言って、電話で相談してくれて、ライセンスを取ったばかりで不安なことと、耳抜きに少し不安があることを話し、心配はないとの返事をもらって、参加することにした。
 それで気持ちが落ち着いて、後は死んだように眠った。


暫定ライセンスの表


暫定ライセンスの裏

 

※本物のライセンスはPADIの本部から1ヶ月後くらいに交付される。

イルカウォッチング

 ボートダイビングの日(3日目)が来た。ホテルをバスで出発。あちこちのホテルから予約客を集めて、バスが波止場に着くと、ボートに乗り換え、まずはイルカウォッチングが始まる。ものすごいスピードで海の上を滑るモーターボートの客は30人くらい。かなりの距離を30分くらい走ってポイントに着く。昨日はイルカが見えなかったと聞いていたので、少し心配だったが、しばらくボートのエンジンを止めて漂っているうちに、誰かが「あそこにイルカ!」と叫んだ。一斉にその方角を見る。背鰭が見える。


イルカの群に遭遇し歓声をあげる

 やがて近くを泳いでいるのも見えた。船と競争するように舳先を泳ぐかと思うと、遠くでジャンプをしてみせる。またボートがわざと波を作ると、その波に乗って遊ぶ。時折ウミガメもゆらりゆらりと緑色の甲羅を漂わせているのが見えた。


イルカの群が船を追ってくる

 イルカは30頭くらいはいただろうか。イルカウォッチングは大成功。ボートが風を切って帰るのも楽しかった。たくさんのイルカの、いろいろな姿を見せてもらった上に、イルカウオッチング証明書までもらえて幸せだった。


イルカウオッチング証明書をもらった

 

 


 

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