今日はそれだけではなかった。昼食のあと、1時間半ほど自由時間があったので、みんなは休憩するということだったが、私たち二人は昨夜暗くてよく見えなかった鳴沙山の麓の、月牙泉へタクシーを頼んで出かけた。タクシーは5分ほどで到着した。厳しい日射しの中を、昨夜らくだに乗った鳴沙山の麓を歩いた。真っ昼間の36゜cという暑さも、乾燥しているので、それほどには感じない。らくだの群を尻目に、鳴沙山の昼間の美しさをビデオカメラに収めながら歩いて、月牙泉に着く。



昼間はらくだたちは暑いので休んでいた(拡大)




気温36度の鳴沙山の麓を歩く(拡大)


 2,000年もの間、砂漠の中に湧き続けている泉は、形が三日月のようでもあり、牙のようでもあることから、月牙泉と呼ばれているという。泉の周りには葦が茂り、そばに三重の塔を控えた楼閣が聳えていた。その楼からは胡弓の音色の美しい音楽が流れていて、異国情緒満点だった。




砂山にポプラ並木と緑が映える(拡大)




月牙泉と楼閣(拡大)



 実際に砂漠を歩き、砂漠にわき出る泉を見ることができて、満足だった。タクシー代は往復40元(480円)でとても安い。しかし、旅行中の我々の写真を勝手に撮って、1,000円で買ってくれといって持ってくるのは、虫がよ過ぎる。月給5,000円が高い方だというのだから、大儲けをしていることになる。


 ところで、今日のハイライトは何と言っても陽関の遺跡を染めて沈む夕陽だった。ゴビ砂漠の中を延々と一本のシルクロードが走る。今まさにシルクロードを走っている、という感慨とともに、肌をなでるそよ風が何とも爽快だった。砂漠の中を一直線に貫くシルクロードは、陽関の遺跡の辺りでは舗装されていて、結構トラックなどがすれ違って行った。一方には鳴沙山、他方には地平線が連なり、敦煌から走ること70km。約1時間。オアシスの外れに陽関の狼煙台の遺跡があった。
 日の入りに合わせて、バスを飛ばして、やっと日没に間に合い、みんなで夕陽に染まりながら写真を撮った。


シルクロードのそばに映画「敦煌」のセットが残っていた(拡大)




シルクロードは砂漠を貫いて地平線を越える(拡大)




陽関の狼煙台の下から日没を見る(拡大)




陽関の狼煙台(拡大)

 

 


 

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