ウィーンの宿はアパートメントホテルウィーンだった。こぢんまりしていて、移動が少なく好都合だった。朝、散歩に出てみてびっくりした。昨日は37度Cだった気温が急に下がって、なんと17度Cになってしまっていた。長袖シャツでも寒くて、上着を着ないといけない感じだ。
朝食は例によってヴァイキング方式でありがたい。好きな物を好きなだけ食べられる。食事も旅の楽しみの一つだ。
あいにくこの日は雨になってしまった。気温が異常気象と言っててもいいほど下がり、夏とは思えない感じだ。チェスキークルムロフに着くと、心が躍った。バスの窓越しに、見たこともないような美しい街並みが見えたからだ。傘を差して見学して歩く。ヨーロッパの人は傘を差さないので、傘のグループが日本人のツアーなのでわかりやすい。
チェスキークルムロフの街は13世紀に始まり、16世紀に繁栄を極めるが、その後凋落、そのままここが共産圏に入り、見捨てられてきた。そのおかげで16世紀以前の街並みが残り、それらを修復して、今や世界一美しい街として有名となった。
スメタナ 「わが祖国」 モルダウ
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