カイロでは乗り継ぎまで相当時間があって、やや持て余した。乗り換えてからはウィーンまで3時間足らずで着いた。
早速バスに乗換え観光に向かう。最初はベルベデーレ宮殿だった。左右対称と薄緑の色彩が、まるで模型のような美しさを放っていた。裏に回ると、これまたすばらしい眺望で、うっとりと眺めてしまった。
街に下りると、ガウディーゆかりのカサ・パトリョやカサ・ミラを車窓から見て、そのあとかの有名なサグラダ・ファミりアを見学した。奇妙な形をした建物だと思っていたが、ガウディーが建て続けて、彼が亡くなった後も連綿と建設が続けられている、「聖家族」という教会だと知って、急に親しみがわいた。