7月26日(日) 曇り時々雨

 今度の旅行は、関空の出発が17:40という遅い時間だったので、朝ゆっくりできた。中国道を途中で下りて、作州武蔵(ホテル)でランチ・バイキング(スパゲティー)を腹一杯食べ、再び中国道へ乗って関空へ向かう。時折驟雨がやって来て、梅雨明けの期待を裏切る。1ヶ月前にこの関空からインドへ行ったばかりだったので、勝手が分かっていて楽だった。
 今回車は直接空港で預ける方法をとったので、これも簡単でよかった。
 飛行時間はわずか2時間15分。時差は1時間ということで、現地時間の20:15に台湾の中正国際空港に着いた。


夜景の台湾上空にさしかかる



 すぐにバスに乗り、2時間以上高速道路を走って、台中まで行く強行軍だ。このバスのガイドが、陳さんというとてもおもしろい65歳のおじいさんで、日本語がぺらぺらと言うだけでなく、話題が豊富だ。


ガイドの陳さんは私たちを楽しませてくれた

 陳さんの話で印象に残ったこと。
 台湾は3期作ができる。でも北回帰線より北は2期作になる。夏至にはこの北回帰線まで太陽がやってくる。
 台湾は高い山が多い。3,000m以上の山が133もある。ちなみに日本には13しかない。  台湾には四季がない。 
 中正国際空港は蒋介石を記念して付けられた名前。中正とは蒋介石のあだ名だということ。
 台湾は日本にずいぶん似ている。トラック、自家用車、家電製品はみな日本製。高速道路、地下鉄などは日本の建設会社によって施工された。
 日本が50年にわたって支配したので、60歳以上の人は日本語がぺらぺら。
 台湾は自然に人種改良が行われて、美人が多い。オランダ人や蒋介石の中国北方系の人、日本人、高砂族(首狩り族)などの混血がある。 
 日本が統治していた頃、やってきた日本人に怖いものが3つあった。1つはマラリア。2つ目はコブラ。3つ目は首狩り族。それで、たいていの人は日本へ帰りたがっていた、ということなど。
 バスの窓から眺めていると、看板などの漢字が懐かしい。香港と同じく、旧字体を使ってあるのに好感がもてる。発音が分からなくても、何とか意味が分かる。


高速道路の料金所はピンクの制服の若い女性の職場だ

 バスの中で両替をして貰う。1万円で2,367台湾円になる。レストランで中華料理を食べてからホテルに入る。通 豪大飯店というホテルの16階の部屋だ。窓から見える夜景は、少し昔の大阪あたりの風景のよう。この前のインドと違って、何となく安心感がある。


台湾ではもちろん中華料理が中心だ


通豪大飯店の16階からの台中の夜景

 本格的な観光は明日からだ。

 


 

 

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