7月21日(金)晴れ

 トレド→マドリッド→コルドバ

 5時過ぎに目を覚まし、準備をして、6:40ごろにはパラドールホテルをタクシーで出た。朝日に映えるトレドの町がまた違った美しさを見せていた。


早朝のトレドは灯が消え残りまた違った美しさを見せていた

 ブス・スタチオン(バス・ステーション)で切符を買って待っていると、7:30のつもりのバスが、7:00に出たので助かった。何としても早くマドリッドに着き、AVEの駅で切符の買い換えをしなければ、昨日買ったチケットが、21日と27日とを間違えられていて、今日コルドバへ行くAVEに乗れない心配があるからだ。


 バスは朝日の荒野を走り抜け、やがてマドリッドに近づく。するとやっぱり通勤ラッシュがあって、8時前後からかなり渋滞した。

 マドリッドのブス・スタチオンに8:30ごろ着いて、地図を頼りに康二がAVEの駅を探し当て、チケット売場を見つけると、心配しながら交渉した。結局手数料は取られたものの、予定のセルビア行きのAVEに乗ることができた。




まるで植物園のようなAVEの駅

 
 
美しいAVEの車両

AVEのステーションは素晴らしく大きなドームで、中には熱帯植物も栽培されていて、広々とした美しい空間になっていた。

 ビールを飲み、クロワッサンを食べ、果てはアイスクリームまで食べて、AVEに乗り込んだ。最高の座席だ。早速ドリンクサービスがあり、ジュースは遠慮して、グラスに1/5ほど注がれたウィスキーを手にしたが、これが何ともきつい。ワイン色したウォッカのよう。やがて食事が来る。

 AVEの食事はこんなものかという程度で、パン1個、チーズ4切れ、ヨーグルトケーキ、缶 ビール小、コーヒーというメニューだった。しかし、飛行機並に座席に食事のサービスがあるなんて、日本では考えられないところだ。


 


AVEでは座席へ食事のサービスがあるのがうれしい


 車窓からの眺めは、丘陵地帯が無限に続く中で、オリーブの苗木が整然と植えてあるところがあって、綺麗だったが、ほとんどの土地が荒涼として乾燥していた。


車窓には乾燥した大地が広がる

 コルドバ駅に着くと、新しい駅舎を出る。まるで何かの倉庫のような大きな駅ビルが、広い敷地に建っている感じで、周りには何もなかった。

倉庫のようなコルドバ駅は町はずれにあった

 


 

 

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