スペイン
 オリジナル・ファミリー旅行 14日間


7月19日(水)曇りのち晴れ
  
 関空→シンガポール空港→パリ・ドゴール空港


 昨日、愛光高校に行っている康二が、松山から帰ってきて、大急ぎで準備をしたが、午前1時をまわってしまって、その上、今朝4:40に起きるのだから、辛かった。それでも、予約していたタクシーが、5:30に来たのには、十分間に合い、津山駅前の高速バスの停留所では少し待った。

 高速バスは中国道を順調に走ったが、さすが通勤時間とあって、千里ニュータウンを過ぎてから渋滞が始まり、飛行機の時間が気になって、少しはらはらした。新大阪で特急「はるか」に乗り換え、初めての関西国際空港に着く。十分余裕があったはずだった搭乗手続きも結構時間がかかった。

 シンガポール航空を利用して、今日はシンガポールで乗り継ぎだ。現地時間の5:12にシンガポールに着く。ここで5時間程度待ち時間がある。とりあえずシャワーでも浴びて、次のマドリッドへの長旅に備えようと、空港のフィットネスセンターに入る。シャワー利用料が3人で24$かかった。


 シンガポール空港は綺麗で静かで広い。結構日本人も多い。周囲の緑が濃くて美しいし、ホールには珍しい蘭の花があふれていて目を奪われた。



 

今回の旅はバックパッカーだ 



 シンガポールからパリのドゴール空港までは、長い夜の飛行だった。現地時間の10:30に発ち、パリには20日の朝5:00ごろ着いた。しかし実際乗っていたのは15時間程度で、よく眠っていた。夜中に飛び立って、早朝には着くのだから、何だか得をしたようだ。







7月20日(木)晴れ

  
 パリ・ドゴール空港→マドリッド

  →トレド


 朝5:00にはパリのドゴール空港に着き、パリで降りる人たちが機内を去り、機内の清掃をする人たちが片づけをする間、結構時間がかかったが、おしゃべりしながら待っているのもいいものだ。

 予定を少し遅れてパリを飛び立ったシンガポール航空機は、農地の広がるパリ郊外を飛び、凱旋門、エッフェル塔などを見下ろしながら飛んで、スペイン上空に入る。少しずつ山がちになってきて、やがてマドリッドのバラハス空港へ着陸した。




早朝のパリ・ドゴール空港を飛び立つ



 

     何よりもまず両替が必要だ 



 そこで、空港からの出口を探すことから始まり、帰りの飛行機のリコンファームのために、シンガポール航空のオフィスを探し回り、何から何まですべて自分たちでしなければならないことの大変さを、早速味わう。

 コルドバ行きの特急列車AVEの切符も何とか買うことができて、バスに乗って市内へ出る。

 それから地下鉄に乗って、トレド行きのバスステーションに向かったのだが、ここで早速大変なことが起こりかけた。地下鉄を降りる駅が来たが、ドアの開け方が分からず、開けようとしてもだめなので、あわてて後方の別のドアの方へ走ったら、そのドアは外からでないと開かなくて、一瞬絶望的になったが、幸運にも、妻の辰子だけが先に降りていて、外からそのドアを開けてくれたので、やっと降りることができた。冷や汗ものだった。

 バスステーションでは、トレド行きの切符を買うのと、乗り場を探すのとで、一苦労しているところを、地元の娘さんが気が付いて、教えてくれたので、ぎりぎりのところで、トレド行きのバスに間に合った。

トレドへのバスの旅は暑かった。気温が45゜Cくらいありそうだ。周りの景色は、ところどころオリーブ畑があるだけで荒れ地が多い。



  


 

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