桂林市街まで帰って、象鼻山という名所に行ったが、桂林のシンボルであるという以外は何の変哲もない岩山だった。


桂林のシンボル象鼻山

 夕食の後、少数民族の一つ広西壮(チワン)族の民族舞踊とサーカスを見に行った。
 一輪車に乗って、頭の上に次々と皿を乗せていく少年や、口にくわえた棒の先に何本もろうそくを灯した燭台を乗せてバランスをとる女の人など、曲芸は半端ではなかった。


たおやかな踊りもあった

 ふとしたことで、私も変装させられて寸劇に引っ張り出され、中国の人そっくりだと笑われた。


舞台に上がった筆者 右から2人目

 この他に今日印象に残ったことは、漓江流域の広西壮族の人の中には、自転車で数十キロも通 勤する人がいること。すべて自転車は無灯火で、夜中でも真っ暗な中を走ること。犬や猫を食べているので、夜も目が見えるのだとガイドが冗談をいったことなどを思い出した。
 また、中国では一人っ子政策のために、2人目の子供が生まれたら罰金を科せられること。その上、2人目の子が戸籍をもらうためにはお金がかかるため、届け出をしないで隠していることが多く、したがって中国の人口は実際には12億どころではないというような話も聞いた。
 「中国語では汽車は自動車のことで、汽車のことは火車(ひのくるま)と書きます。生活が苦しいのではありません。」とガイドが笑わせたこともあった。
 再び夜の桂林空港から飛行機に乗って、広州に帰る。
 


桂林空港はどでかい

 広州では駅前の流花賓館というホテルに泊まる。今、夜の12時を過ぎてしまった。

 



11月29日(金) 晴れ

 朝早く起きて、ホテルの近くを散歩した。向こうに広州駅が見えるホテルの前は、朝から混雑している。


広州駅の見えるホテルの前は朝から混雑している

 広州の2回目となる観光の初めは、六榕寺というお寺の見学からだった。九重の塔が見事なお寺で、西安の大雁塔と形は似ているものの、木造なので、より一層豪華に見えた。


六榕寺の九重の塔を見上げる

 お寺そのものも大規模なもので、現在と未来と過去を守る、釈迦、観音、弁天の3体の仏像が金色に輝いていた。

 


 

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