アイランズ・コレクション  
セブ・ダイビング 5日間 

12月22日(水) 関空 晴れ  セブ 雨

 関空へのアクセスも馴れたし、自分たちで出国手続きもできるようになったし、スムースに44番ゲートからフィリピン航空のPR427機に乗った。冬型の気圧配置の日本上空は一面 の雲に覆われていたが、その雲の上を飛びながら、いつの間にか日が暮れていた。少しお腹が空いていたので、機内食が美味しかった。うとうとしたり、辰子とおしゃべりをしたりして、約4時間の空の旅は終わった。

 


夜 セブ島に着く

 
 セブ・マクタン国際空港に着くと、やはり南国だけあって、夏の匂いというか、まるで梅雨の頃のような湿っぽい空気に、フィリピンに来たという実感があった。
 空港を出ると、多くのガイドたちが待ち受けていて、ホテルの名前を掲げているので、予約していたパシフィック・セブ・リゾートという名前を探し出し、チェックしてもらう。すぐにブラックマーケットと言われる闇の両替屋がやってきて、カタコトの日本語で、レートがいいから買えという。現地のガイドに尋ねたら、大丈夫だから買ってもいいというので、1万円を3,600ペソに替える。$を200$ほど持っているので、ペソはあまりいらない。空港内の両替では、1万円を3,300ペソとしていたので、ブラックマーケットの方が900円近く得になる。
 ガイドの案内でマイクロバスに乗り、2台のマイクロバスで雨の中をホテルへ向かう。夜なので周囲の様子は見えず、ただ緑濃い樹木の茂る狭い道路をどんどん進んで行く。オートバイにリアカーをくっつけたようなタクシーがたくさん走っている。
 ホテル パシフィック・セブ・リゾートに着くと、木造の山小屋といった雰囲気のあるフロントの前のソファーで説明があった。英語が分かるのが当たり前といった感じで、女の人が説明するのを必死で聞いた。ダイビングの受付もした。明日から辰子はライセンス取得のための学科と講習で、私の方は1日2ダイブのオプションに参加する。辰子は早速宿題を出された。
 夕食はフィリピン料理で、大きな緑の葉っぱの上に載せられたご飯とバーベキューと鶏の足と、イカの照り焼きで、日本食と言っていいくらい食べやすかった。
 ホテルの部屋は少々変わっていて、ドアを開けるといきなりベッドが2つ並んでいて、奥にバスとトイレがあるだけという狭いもので、今回の目的がダイビングなのでこの方がいいと思った。辰子は早速PADIのダイビングのテキストを開いて、宿題に取り組んでいるし、私は、明日のダイビングの免責同意書(万一のことが起こっても責任は問いませんという誓約をさせられる書類)を書いた後、この日記を書いている。


ダイビング用のホテルはとてもシンプルだ

 

 

 

12月23日(木) 雨

 昨夜眠ったのは夜中を過ぎていたのに、今朝は5時には目が覚めた。しかし早すぎるので、寝ころんだまま6時過ぎまで待った。そして、辰子はよく眠っていたので、一人で散歩をした。ダイブショップの前を過ぎて、少し椰子の林の中を行くと、延々と1km近くも海に突き出た突堤に出た。


 パシフィック・セブ・ダイバーズの事務所

 生暖かい風が強く、天候がよくない。暗くて重い雨雲が垂れ下がって、水平線に接している。そんな中を突堤の先端まで歩いてみた。ちょうど干潮で、突堤の先端近くまで干潟になっていて、ところどころポツンポツンと人が潮干狩りのように何かを漁っていた。何が獲れるのかわからない。

 

 


 

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