バーベキューはシーフードとステーキでした(拡大)

 夕食の後、オプションの土蛍ツアーに参加。土蛍を見るには、時速100kmほどのスピードで車を走らせて、1時間近くも内陸部に入らなければならず、大変だった。だんだんと家屋もなくなり、人影のない山へ入って行くと、途中でガイドの男の子が車を停めて、ライトも消して真っ暗にして、日本語で星座の説明をしてくれた。日本では見えない南十字星が見え、感動した。周りに一つの灯りもない、月のない漆黒の闇で、星だけが宝石を鏤めたように輝いていて、最高の夜だった。


 またしばらく走って、道路の終点に着き、そこからジャングルのような巨木の森の中を、懐中電灯の明かりを頼りに、1kmほど歩く。周りの様子がよく見えないだけに不気味だった。やがて洞窟にたどり着くと、「懐中電灯を消して!」と言う声に、一斉に灯を消すと、まるでプラネタリウムのように洞窟の天井に無数に光っているものが見える。みんな一斉に歓声をあげた。それが土蛍だった。このツアーに参加するには少々迷いがあったが、来てよかったと思った。北海道のウトロで見たひかり苔を思いだし、神秘の光を堪能した。実はこの美しい光の正体は、ハエの幼虫だという。昼間明るいところでは見たくない姿なのに、ウジ虫でも見方を変えれば素晴らしくもある。ただ残念なことにビデオにもカメラにも写らなかった。


 帰る道すがらに、スクラムツリーという珍しい木を見た。真っ暗闇で、懐中電灯で照らしてみたので、大木全体を見ることはできなかったが、ガイドの話を聞いて、とてつもない驚異の木であることが分かった。
 一本の普通の大木のてっぺんの枝に、鳥がこのスクラムツリーの種を落とす。するとその種が発芽して、下へ下へと根を下ろしながら、この大木を覆っていく。250年も経つと、大木はすっかりこの木の根に覆われて縛り上げられてしまう。



スクラムツリーの根の一部(拡大)


 500年もすると、中の木はすっかり腐れてしまい、空洞となるが、スクラムツリーはしっかりとスクラムを組んで、大木になっているというわけだ。樹齢700年というスクラムツリーを見たが、人が入れるほどの空洞だった。
 帰りは車を猛烈なスピードでぶっ飛ばすので、怖がっていたら、この時間に出会う車はいない、出会うのは動物くらいだ、と言っている口の下で、ガイドの車がカンガルーをはねてしまった。もちろん即死していて、ガイドが私たちの車のバンバーに乗って後戻りし、カンガルーを道路脇に片づけた。肝をつぶした。



8月2日(火) 快晴


 ホテルのチェックアウトが10:00までだったので、朝ゆっくり荷物をまとめた。それからホテルを出て、もう一度ゴールドコースト最大のシンボルである、サーファーズパラダイスの砂浜を散歩した。ビーチが延々40kmも続いていて果てがない。まるで、鳥取から倉吉までが全部ビーチといった感じだ。


ホテルもビーチも延々と続く(拡大)

 サーファーや、泳ぐ人や、ウオーキングを楽しむ人、日光浴をする人、さまざまな人種が、さまざまな過ごし方をしていて、本当におおらかにバカンスを楽しんでいる。


まさにサーファーズパラダイスだ(拡大) 

 私たちの今日のメーンイベントはゴールドコーストでの2回目のゴルフで、18ホールを回ろうというものだ。いったんホテルに帰ってタクシーを頼み、昨日と同じ CARRARA ゴルフコースに出かけた。勝手が分かったので、余裕を持ってスタートした。辰子はロングパットを4,5回決め、私はパーセーブが1回取れたというのがまずまずの成果だったろうか。広々とした平原のコースを、周りにだれも見えないような静けさの中で、聞き慣れない鳥の声などを聞きながらゆっくりとラウンドできるのが、幸せだった。
 こうして、楽しさ満杯のオーストラリアバカンスの旅は終わった。



 

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