オーストラリア
シドニー & ゴールドコースト 6日間
1994.7.29〜8.3

 7月29日(金) 晴れ


 康二も成長したのか、今回は一人で留守番をするというので、食料の買い出しや、ご飯の炊き方を教えておいて、私たち二人は岡山空港に向かった。何日も続いている快晴の空は、暑いけれども、悪天候よりはありがたい。岡山空港に着くと、余裕をもって駐車場を探し、屋根のある場所に駐車することができた。前々回の成田空港や、前回の関西空港からの旅行では、駐車料金を何万円も払ったことを思うと、岡山空港の無料駐車は何ともありがたい。
 国際線ロビーに入り、ゆっくりコーヒーを楽しんだ後、受付を済ませ、大韓航空のチャーター便に乗る。
 わずか1時間半でソウルの金浦空港に着く。
途中何気なく下界を眺めていたら、生まれ故郷の蒜山三座が目に入り、このコースが蒜山と大山の上空を飛行することを初めて知った。

 

 

ソウルへの大韓航空機は蒜山三座の上空を飛ぶ (拡大)


 隠岐の島上空も通ったが、窓からは島影は見えなかった。
 韓国の上空に入り、下界の眺めに注目したが、比較的日本に似ている風景の中で、印象的だったのは、水田の広がりと、集中的なビル(アパート)の林立だった。



韓国もアパートが多い(拡大)


 金浦空港に着くと、現地のガイドが、「今日は学生デモの影響で混雑していて、予定の市内観光ができません。近くのホテルに案内しますから、そこで食事と休憩をとってください。」と説明したので、がっかりしたが仕方がないので、14人の一行は、マイクロバスにすし詰めになって、ナイアガラというホテルに着いた。
ソウル市内の観光ができるというのは、楽しみの一つでもあったので、残念だったが、その分、ごちそうを食べてやろうと、手ぐすね引いてレストランに席を取る。一人13,000ウォンの食事がとれるというので、スパゲティーミートソース、スパゲティーイタリアン、キムチチャーハンとビール2本を頼んで、二人で食べた。サラダも付いて、二人分24,000ウォン払って、満腹になって部屋に引き上げていたら、ウエイターがやってきて、29,000ウォンなので5,000ウォン足りないと言うので、1,000円札を渡して、500ウォンのおつりをもらう。税金の計算をしていなかったのだ。



韓国も車社会だ 自転車は見えない(拡大)

 ここで康二に電話をかけようとしたがうまくいかず、手紙を書いて投函した。そのあと少しホテルの周りを散歩して時間調整をし、またすし詰めのマイクロバスで金浦空港に戻る。PM 8:00 発のシドニー行きの大韓航空機は、予定では17ゲートでの搭乗となっていたが、案内板では15ゲートと示されていて、案内所で確認すると16ゲートだというので、混乱してしまった。日本ではこんなことはないのに、と思いながら、待ち時間を利用して、テレホンカードを買って、康二に電話をかけることができた。
 今、大韓航空671便に乗っている。PM 8:00に飛び立って、7月30日 AM 6:50にシドニーに着く飛行機だ。これからこの日記を書いて眠るだけ。飛行機は全く揺れることなく、轟音のみをとどろかせて、闇夜をつんざいている。まわりの話し声は日本語ではない。
Good night !



7月30日(土) 晴れのち曇り


 ソウルPM 8:00 発の大韓航空 617 便は、9時間50分かかって、朝焼けの美しいオーストラリアのシドニー空港に着いた。現地時間の6:50。時差は1時間なので、日本時間は5:50ということになる。
 早速現地のガイドの案内で、シドニー市内の観光に入る。特に小高い丘の上にある高級住宅街からのシドニー市街中心部の眺めは素晴らしかった。眺めがよいことで、このあたりの高級住宅が、3億円もするというのには舌を巻いた。また、シドニーのシンボルとも言える奇妙な形をしたオペラハウスを遠くからしみじみと眺めた後、実際に海に突きだして建っているオペラハウスに入館してみた。デンマーク人の設計になる貝殻の形をしたドームで、コンサートホールやレストランがある。




 高級住宅街から見たシドニの中心街(拡大)

 

 


 

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