サンフランシスコは霧の街というだけあって、西の山脈を越えて霧が街へ流れ込んでいた。アラスカ寒流の影響だということだ。東海岸のニューヨークなどに比べて、とても爽やかというか、むしろ少々寒いくらいだった。冬でも15゜C を下らず、夏といっても23゜C以上にはならないので、半袖シャツは要らないという。



サンフランシスコは街を霧が覆っている (拡大)


 まず初めに日本では金門橋という名で有名なゴールデンゲートブリッジを見に行った。橋を渡ってから記念写真を撮ったが、せっかくの橋が霧に見え隠れしてシャッターを押すのにやきもきさせられた。



金門橋は完全に霧の中です(拡大)



やっと姿を現した金門橋(拡大)



 昼はフィッシャーマンズワーフ(漁師の波止場)のレストランでシーフードのランチを食べた。大きなカニと格闘して満足した。同行のツアー客には熟年の方々が多いが、その食欲が旺盛なのには感心した。60歳を過ぎても世界を旅行しようというような人は、実に行動的で元気がある。




新鮮なシーフードがいっぱい(拡大)



 いったんホテルに帰ってから、二人で街に出て、ケーブルカーに乗った。サンフランシスコは坂の街でもある。ケーブルカーはその坂道をゆっくり上っていく。だから動いていても乗り降りしている人もいる。




 ケーブルカーの窓べの辰子(拡大)

 途中で降りてスーパーに寄り、少し買い物をして、それから坂道を歩いてホテルに帰った。




気楽に乗り降りできるケーブルカー(拡大)



 夜も忙しかった。大慌てで夕食に出かけ、そのあと屋上階のバーへ行って、ゴールデンゲートブリッジカクテルというのを飲み、霧のサンフランシスコの100万ドルの夜景を楽しんだ。

 今夜のホテルは Nob-Hill (ノブヒル)にあるサンフランシスコで一番だと言われているマークポプキンスというホテルで、実にゴージャス。夕食はキャンドルライトの中で銀メッキのフォークとナイフ。グランドピアノの自動演奏の中、ムードいっぱいだった。そのあと、周囲360゜見回せる展望台でカクテルを飲んで、夜景を楽しんで、これ以上の贅沢はないと満足した。
 夜、康二に電話をかけることができた。津山は午後2時、こちらは夜10時。康二の元気な声を聞くことができて安心した。康二もこちらの様子を心配していたということだ。これからは少し早めにかけてやりたい。



8月30日(木)


サンフランシスコ→ロサンゼルス

 朝5時に起きて、5時半ごろジョギングに出た。 Nob-Hill からケーブルカーのレールに沿って走って、海辺まで行き、綺麗な橋を見て、チャイナタウンの美味しそうな香りをかぎながら走り続けている内に道を迷ってしまった。何人かの人に尋ねたが、I don't know. ばかり言われて困ってしまい、朝の集合に遅れたら大変だとドキドキしながら目印のホテルの旗を探し回った。やっとのことで Nob hill の丘の上にあるホテルを遠くに見つけ、何とか10分ほどの遅れでたどり着いた。
 朝食を食べているとき、窓から向こうのビルの1階でエアロビクスをやっているのを見つけ、行ってみようということになり、急いで朝食を済ませ、そのビルに出かけた。



 

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