ディズニーランドは、予想はしていたものの、そのスケールの大きさには驚いた。特に電気パレードと称するイルミネーションで飾り尽くしたウオルト・ディズニーにゆかりの深い、ミッキーマウスやドナルドダックのような動物たちが、見物人に愛嬌を振りまきながら行進するさまは、なんとも形容しがたい美しさだった。ひとつ一つのデコレーションのすばらしさはさることながら、その数の多さでも、さすが本場だけあるという圧巻を見せてくれた。
その他全体を眺められるディズニーランド・レイルロードに乗って、一回りして、メインストリート・ U. S. A を歩いて土産物を買い、残った時間を利用して、Space
Mountain の真っ暗な空間を走るジェットコースターに乗って、悲鳴をあげた。
最後は People move という乗物に乗ったら、公園内の主な遊び場を回ってくれて、ほぼ全体の輪郭がつかめた。こうして充実した最後の一日も終わった。
9月1日(土)〜2日(日)
ロサンゼルス→成田→大阪→津山
気持ちのよいカリフォルニアの空を渡って、日本に帰ってきた。大阪に降りたら、実に蒸し暑かった。もう一度夏に戻ったようだ。
あとがき
1999年の夏休みにこのシリーズ第1作の「世界旅日記 ゴールデンルート・ヨーロッパ」を完成させ、自分としても納得できたので、引き続き第2作として、この「夢のアメリカ一周」に取りかかった。まとめていきながら自分なりに感じたのは、日記の内容がずいぶん大雑把になっているということだった。きっと忙しさと疲れとで、じっくり感想を書くという余裕がなかったのだと、今更ながら悔やみつつ、しかしよくこれだけの旅をこなしたものだと、少しは感心もしている。なにはともあれ、ここに第2作を完成することを喜びたい。
1999.9.29
小松 徹