街に下りると、ガウディーゆかりのカサ・パトリョやカサ・ミラを車窓から見て、そのあとかの有名なサグラダ・ファミりアを見学した。奇妙な形をした建物だと思っていたが、ガウディーが建て続けて、彼が亡くなった後も連綿と建設が続けられている、「聖家族」という教会だと知って、急に親しみがわいた。
ブルーモスクは予想どおり壮大で端麗だった。本当の名前はスルタンアフメット・ジャーミィといい、イスタンブールの象徴とも言える。だだっ広い内部のフロアからドームを見上げると、青色主体のタイルが張り巡らされ、まさにブルーに妖しく静まっている。つり下げられた無数の電球も妖しさを添えている。
ブルーモスクを堪能して外に出て、もう一度すばらしい外観に酔った。そして地下宮殿なども見て、この旅の終わりとなった。トルコは親日の国だ。そのトルコの人々を代表して、子供たちがバイバイと手を振ってくれたのがうれしかった。