7月28日(火) 曇り 夕立 晴れ

 翡翠湾の福華大飯店の部屋で5時過ぎには起床して、6:10には準備して散歩に出た。太平洋に浮かぶ巨大貨物船がロマンチックな風景に色を添えていた。



ホテルから見た翡翠湾



翡翠湾沖を大きな貨物船が行く

 7:30にホテルを出発。台北の市内観光に出かける。
  この翡翠湾のある基隆市(発音はキールン)は雨の都とも言われ、年間の雨量が6,000mmにもなるという。しかし、中部は3,000mm、南部は1,500mmで、台風が来なければ南部は水不足になるそうだ。
 中国では汽車は自動車、火車が列車、機車がオートバイだ。そのオートバイ(スクーター)が多く、乗っている人全員がきちんとヘルメットと雨合羽を着ているのには感心する。とても真摯な国民性が見える。今の日本にはこれがない。
 8:40ごろ、時間の都合で忠烈祠を見学した。何故かというと、9:00に儀仗兵の交代があり、それが見物の目玉 になっているからだ。スケールは小さいが、ロンドンのバッキンガム宮殿の衛兵の交代と同じように厳粛にやっていた。


忠烈祠の門の一部

 この祠には、33万柱の忠士・烈士が祀られている。見事な建物で、敷地も広く、そのアプローチの広場を儀仗兵が行進するのにあわせて私たちもお参りした。というより、行進の見物をしながらついて行ったという感じだ。


門の前で交代の時間を待つ観光客




微動だにしない儀仗兵



 身長180cm以上で、均整のとれた若者の兵士が、さっそうと行進し、任務に就くと、微動だにしないで立ち続けている。まばたき一つしない姿に感動した。


儀仗兵の行進が始まる


観光客も儀仗兵と一緒に歩く
 

 祠もさることながら、この忠烈祠の門がすばらしくて、まるで竜宮城のように見える。離れて見るともっと綺麗で、バスの窓からいつまでも見ていた。

 

 


 

 

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