7月26日(水) 小雨のち晴れ

 ラ・コルーニャ→ベタンソス→アビラ

 朝、歩いてRENFEのスタチオンへ行き、ローカーに荷物を預けようとしていたら、警察官にパスポートの提示を求められた。私のを見せたところ、入国のスタンプがないとチェックを受けた。警察官が、しばらくメモを取ったり、他の警察官に連絡を取ったりして、ここから動かないようにと指示された。
 
 心配しているところへ、ロッカーのコインを買いに行っていた辰子が帰ってきて、自分のパスポートを見せたところ、彼女のパスポートには、はっきりと、スペイン入国のスタンプが押してあったので、警察官がそれを見て、無罪放免となった。パスポートの入国スタンプは、はっきり押して貰えたかどうか、自分で確認する必要がある。

 やれやれというところで、荷物をコインロッカーに入れて、ブス・スタチオンまでもどり、バスに乗って、ベタンソスという、ラ・コルーニヤからもう少し北の、海辺の町へ行ってみることにした。都市ばかり回ったので、田舎にも行ってみたいと思ったからだ。


スペインの北の田舎町は緑が多い 

 どこへ何を見に行くという当てのない旅なので、ずいぶん気楽にバスに揺られて行った。こんな旅も楽しい。バスを降りると、町の中を歩き回って、珍しいものや、変わった建物などを見て回った。


露地をぶらぶら歩く

 色鮮やかな陶器の土産物が多く並べられていて、目を引いた。教会もしっかりしたものが3つもあった。途中、お魚屋さんでトイレを借りた。港町らしく、いろいろな魚が並べられていて、愛嬌のあるおじさんやおばさんたちが、魚の料理をしていた。


お魚屋さんでトイレを借りた




お魚屋さんには珍しい魚が一杯


 川の対岸まで行って、町の全景を眺めたあと、バス停の前のカフェテラスに寄り、時間を潰した。のんびりしていて、気楽な時間が過ごせた。


 端正なたたずまいの教会もあった




スペイン北端のベタンソスの町



 ラ・コルーニャまで帰ると、デパートに入り、土産物を探す。エルクレスの塔の絵柄の入ったトレーが気に入って買った。
 そしてRENFE の駅に行き、マドリッド行きの寝台車に乗り込む。三段ベッドでちょうど3人にぴったりだ。夜9:00に出発したが外は明るい。10時間ほど眠って過ごせば、明日は次の訪問地アビラに着く。

 

 


 

 

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