11月30日(土) 快晴

 朝早くホテルを出て、空港に着いて、そこで朝食をとった。四川料理で、鶏肉入りのお粥だった。それから免税店で少し土産物を買って、帰路についた。快晴の空をJALのJA823便の飛行機が、滑るように台湾上空を飛んでいる。日本に着くのはもうすぐだ。
               (完)

まとめの部

1.美しかった風景
@香港の細くて高いビル
 (水晶の原石のように美しかった)
A中山記念堂(広州)
 (木造の美しい建物・4000人収容の劇場)
B桂林空港
 (’96.10月オープン中国3大空港の1つ)
C漓江下り(桂林)
 (とんがり山が無数の水墨画の世界)
D六榕寺(広州)
 (九重の塔・三体の仏像・一人っ子たち)
E香港の夜景
 (1千万$の夜景・ネオン色が美しい)

2.美味しかった食べ物
@広東料理の草魚
A広東料理の飲茶
B四川料理の辛い麻婆豆腐
C四川料理の鶏肉入りのお粥

3.印象に残ったことがら
@現地のガイドの日本語がうまいこと。特に洒落がおもしろい。例:バスに乗り込んだ後、「いない人は手を挙げてください。」
A物売りの強烈なこと。「千円、千円」を連呼して迫ってくる。
B物乞いの哀れなこと。
ロ身体の不自由な人がバス停で金をせびる。実は生活保護が受けられるので、生活はできるのに、元締めがいて、かせぎは全部 取り上げられるという。
ワ漓江下りで子供たちが冷たい川の中に入って、船の乗客の投げるコインを拾う。
C貧富の差が激しいこと。
 香港の海底トンネルは個人経営で、1日に2千万円入る。マンキンタンの社長は60億円の富を築いた。
 香港ではアパートの家賃も、月1万2000円から、100万円まであるという。
 また一方、桂林の田舎では家に、電気もガスも水道もない。
D自転車にはライトはない。夜中でも真っ暗な中を走る。1日30キロ程度の通勤は普通 だという。
E自動車は普通の人には買えない。免許があれば専門職で食べていける。日本車が500万円から800万円はするという。
F1日7時間労働で、土・日はすべて休みというのが羨ましい。
G朝食も外食。もちろん夕食も外食。11:30pmごろまで外で過ごす。
H1日4食から5食は食べるのに、よく動くので、肥った人はいない。
I一人っ子政策がとても厳しい。
 違反して2人目を生むと、数十万円の罰金で、これは何年もの年収に相当する。
 2人目は戸籍がなくて、小学校だけの義務教育さえ受けられない。
 農村では農業に人手がいるので多く生むが、それを隠しておいて働かせる。だから
 中国の人口は12億をはるかに超えているということだ。
J香港には水がないので、中国からパイプラインで水を買っている。
Kものを買うときの値段は、5割引が当たり前で、値切れば3割にでもなる。
L国を挙げて外貨稼ぎが加熱している。旅行では勝手に写真を撮ったり、団体の集合写 真を撮って、後で売りにくるのが結構高い。
M食事のためにレストランに入ると、売店を通るようになっていて激しく売り込んでくる。高値だったり、偽物だったりする。
N「食は広州にあり。」と言われて有名な広州駅前で、蛇やトカゲをいっぱい売っていた。「一番美味しいのは山猫だ。」というのにはたまげる。
O漓江下りの船に乗っていて、すれ違った船の台所で、女の人が子犬の首をはねるのを見た。日常的に犬や猫を食べる。普通 ペットとしての犬は飼っていない。
P香港は漢字の旧字体を使っていて懐かしい。中国は略字体になっていて、分からない。日本も常用漢字は新字体に改めている。香港が一番漢字の本来の姿を守っていると思う。

 


 

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