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 風呂作りは大変だった。材木だけは豊富にあったのだが、その他の材料が予想外に多く要り、当初の予算をかなりオーバーした。また、作業日数が予想を大幅に上回り、2002年2月に始めて、5月の連休までには仕上げるつもりでいたのに、とうとう9月の半ばまでかかってしまった。しかし、手抜きはしないようにできるだけ丁寧に、そして、うまくいかなかったところは度々やり直しをしたので、自分としては最善のできあがりだと満足している。

 作業はほとんど自分一人でやったが、浴槽の防水の方法やその他いろいろとアドバイスをしてくれた同僚や、手伝いをしてくれた隣家のY氏を始め多くの方々のおかげなので、感謝の気持ちでいっぱいだ。

 とにかく暇さえあれば出かけ、疲れ果てるまで頑張って作り上げる中で、いろいろのことが分かった。土台とアンカーボルト・柱と羽子板ボルト、それにほぞとほぞ穴・屋根の構造・間柱と下地板・ルーフィングとメタルラス、それに力骨・コンクリートとベースモルタルと樹脂モルタル・コンクリートのアスファルト防水・玉 石の洗い出しや砂利の磨きだし・蛇口と排水口の施工など。

 この後は風呂の周りの整備が残っているが、とりあえず風呂には入れるようになった。蛇口をひねって、温泉の湯がなみなみとたまった時は、喜びがこみ上げてきた。苦労して作ったことを忘れず、楽しんで利用していきたい。

   
                                2002.9.15