日本で初めてのダイブ
スキューバ・ダイビングを始めたのは、次男の康二がサイパンにライセンスを取りに行って、その素晴らしさを知り、私たち夫婦に勧めたのがきっかけだった。そして康二が案内役でグァムに行って私がライセンスを取り、次にセブ島に行って辰子も取ったので、次の年ハワイのホノルル沖で潜った。このときは船酔いに見舞われてきついダイブだったが、それも経験の一つとなり、潜ることの楽しさが味わえるようになった。
そして2000年の夏、日本で初めてのダイビングに、再び康二と一緒に出かけた。場所は土佐の高知の柏島だ。私の住んでいる岡山県の北部にある津山市からは、何とお盆のラッシュに引っかかったとはいえ車で10時間近くかかってしまった。
高知県大月町柏島は四国の南西の端っこにある
ちょうど運悪く台風の余波が残っていて、海は荒れていた。それでも何とかダイビングはできるということで、ショップで準備をして船で出かけた。
ダイブショップの前での康二
台風の余波で荒れる海
ダイビングポイントへ船で出てゆく
海は荒れていても、潜ってしまえば別世界で、穏やかな無重力の世界だ。
柏島はサンゴが多くて綺麗だった。25mの深さに40分潜って楽しんだ。
柏島のポイントに多くのダイビング・ボートが浮かんでいる
潜水中の辰子と筆者
柏島で見た魚たちは、ガンガゼ、ジョーフィシュ、ベニイザリウオ、ルリスズメダイ、
カシワハナダイ、ピグミーシーホース、カミソリフィッシュなどの綺麗だったり、変な形の魚だったりして見栄えがあった。
康二が撮影した魚たち
余裕を見せる辰子 康二撮影
帰る日には柏島周辺は穏やかになっていた