それから2時間半以上という長いバスの旅の後、ローチェスター空港に到着。US 1135 便で空路ニューヨークへ向かうわけだが、ここまではすべて順調にいっていたのに、このローチェスター空港で長時間足止めをくらったあたりから調子が狂った。実はニューヨークのラガーディア空港が、理由は教えて貰えなかったが、閉鎖されたということで、飛び立つのが1時間半も遅れ、その上、ラガーディア空港に到着後もゲートが開かず、待ちくたびれる羽目になり、やっと空港を出てニューヨークのホテルに着いたのが9時をかなり回っていた。有名なマンハッタンのブロードウエイにある、建ってまだ2年目という新しいホリデイ・イン・クラウンプラザに、這々の体でたどり着いたという感じで、このホテルの素晴らしさにに感激する余裕を失っていた。
 それから大急ぎで着替えをして、エンパイアステートビルディングなどの見える回転展望レストラン ″ザ・ビュー″で、シーフードの夕食をとり、部屋に帰ったら11:00を過ぎていた。
今日はグロッキー!


 

ホテル ホリディ・イン・クラウンプラザ(拡大)



8月28日(火)


ニューヨーク(エンパイアステートビル・バッテリーパーク・国連本部・5番街・セントラルパーク・メトロポリタン美術館・マンハッタンクルーズ・自由の女神)

 朝眠かったが、頑張って6時過ぎには起きて、ちょっとだけ散策した。今日は午前中ニューヨークの観光で、午後は楽しみにしていた自由行動の日だ。
 まず、エンパイアステートビルに行き、86階からの展望を楽しんだ。巨大な超高層ビルが林立し、摩天楼の面目躍如といったところだった。下を見ると地上の人影は小さくて見えない。車が米粒のように見える。目が眩む高さを超えていた。




ニューヨーク摩天楼の一部(拡大)

 遠くには世界一の高さとなった世界貿易センタービルや、有名なてっぺんが黄金のクライスラービルが見える。セントラルパークの緑も異様な感じで広がっていた。



エンパイアステートビルの86階から下を見る(拡大)

 

遠くに見える世界貿易センタービル(双子ビル)(拡大)

 


 それからバッテリーパークまでバスで行き、少し散歩をした。遠く海の中に自由の女神像が見えた。国連本部では康二に土産のTシャツを買った。
 昼はロックフェラーセンターにある中華料理店で久しぶりの本格的な中華料理を楽しんだ。
 午後は楽しみにしていた自由行動の時間がたっぷり夜まであったので、辰子と二人で計画通り行動した。


 まず五番街でバスから降ろしてもらい、ぶらぶら歩きながらセントラルパークに入り、メトロポリタン美術館に行った。エジプトや古代ヨーロッパの歴史的な美術品などもあったが、やはり、ミレー・コロー・セザンヌ・ルノアールなどの印象派の絵が懐かしかった。あのパリのルーブル美術館にはかなわない感じだが、「花を持つ少女」(ルノアール)や「考える人」(ロダン)など、ルーブルに無いものもあった。
 それからまた、82st から49st まで約40分もの間、見物しながら歩き続けた。



ロダンの「考える人」の前で


 夕方からはオプションのワールドヨット・ディナークルーズ(マンハッタンクルーズ)に参加。ハドソン川をクルージングしながらニューヨークの夜景を眺め、ディナーを楽しむという豪華版だ。夕日の中を船にに乗って川面の心地よい風を受けながら見る景色。これこそ世界一の夜景と言っていいだろう。いや、世界一の風景といっていいかも知れない。ヨーロッパアルプスのアイガー北壁よりも、ナイアガラの瀑布よりも、ともかく比べなくてもよい、手放しに最高と言える。ビデオにしっかり撮ったけれど、うまく写っていれば、これは最高の土産になるだろう。               

 


 

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